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Android版のバグ修正

2022年10月14日のレビューに昨日に気づき、急いで修正しました。

今日は2024年2月13日です。

レビュー(ストアには表示されてないかもです)

とても助かっています。総合診断でなぜか強制的に終了してしまうのと、そこでの正確ポイントがA(炭化水素)に反映されてしまうバグだけ直してもらえると有難いです。

 

正解ポイントの仕組みを修正しました。長いこと全ての化学アプリで起こっていました。ご指摘ありがとうございます!!

 

他、ブログのコメントも今日返信しました。ごめんなさい。

ブログコメントもレビューも日頃から確認します。

 

 

炭酸ナトリウムを加熱すると

FKMのKの由来や幾つも解説の改訂へ貢献して頂いている方(おそらく受験生)からご指摘を受けて解説を改訂しました。

 

炭酸ナトリウムを加熱すると分解するかしないかは文脈(加熱の強さ)によるようです。

こちらは400°Cから分解が始まるとあります。

 

こちらは「加熱しても分解しない」とあります。

 

この手の表現の揺れは化学ではよく出題される正誤判定に関わってきそうで出題側には怖いところです。大学入試問題を作る方が見てるかわかりませんが、この部分をポイントにするのは避けた方が無難と思います。

 

アプリ内では次のように変更しました。

ご指摘ありがとうございました。

遷移金属、遷移元素は11族まで?12族まで?

最新の教科書の12族へ合わせてから、お問合せが増えました。

11族で区切っても、12族で区切っても正解になると思われます。

www.shinko-keirin.co.jp

https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/kou/science2022/text/chemistry_i/pdf/yougo.pdf

 

アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの化学式が正しいかのご質問を頂いていますので、追記します。問題文、解説ともに、自分で40回以上、ユーザーの皆様に6年をかけて訂正いただいています。教科書にも誤植の多い科目、変更の多い科目のため、化学で間違いをなくしていくのは難しいのですが、誤植チェックは最大限に時間を割いてきたつもりでいます。継続して続けています。

アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

 

硫黄の検出にて、メチオニンが反応するかについて

高分子アプリ、構造式アプリ

硫黄の検出にて、メチオニンが反応するかについて、

東京大学2018年化学ではメチオニンを検出している」とのご指摘がありましたので解説を修正します。脳内データベースから抜けていて、さまざまな文献や教科書を見比べながら改訂していくうちにこうなっていました。ごめんなさい。

 

現状の解説(修正前)

「側鎖にSをもつα-アミノ酸(システイン)に反応します。メチオニンには反応しません」

修正後の解説(下書き)

システインメチオニンが検出できます。

★ゴロ:しめしめ or 酢飯(すめし、S、メチオニンシステイン)

[発展]側鎖にSをもつシステイン(-SH)は容易に反応します。メチオニンの-S-は側鎖ではないためそのままでは反応しません。メチオニン水酸化ナトリウムと高温で分解したり、固体のナトリウムと融解することで反応します。

-SHメルカプト基(チオール基)

-S-チオ基

 

リンク先のPDFでも高校教科書の揺れを指摘していますので参考にしてください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/65/11/65_584/_pdf

硫黄の検出には何通りかあり、

温度の高低(550度以上)

水酸化ナトリウムにするかナトリウム固体にするか、で結果が変わるようです。

-- 引用 --

水溶液法では,水酸化ナトリウム水溶液中でアミノ酸(残基)を分解し,生成する硫化物イオンを検出する。一 方,文献によると,270~300 °Cにおいて含硫アミノ酸の 熱分解を行った場合,システインやシスチンからは硫化水素が生成するが,メチオニンからはメタンチオールが生成し,硫化水素は生成しない4)。しかし 550 °Cで熱分解を行 うとメチオニンからも硫化水素が生成する5)。」

 

なお 硫化物イオンの生成によってメチオニン残基までをカバー する検出法として,試料をナトリウム単体と加熱・反応させた後,硫化鉛(II)を生成させる方法が報告されている6) 

 

現行の高等学校「化学」の教科書に記載されている実験条件では,硫黄が検出されるアミノ酸(残基)はシステインであり,メチオニンにおける硫黄の検出はできない。高等学校「化学」の教科書には具体的な生徒実験の方法が記載されているので,特に実験を行った高校生に誤解を与えないように留意した記述を望む。

 

-- ここまで --

 

東大の表現では、固体のナトリウムを使っているものを指していると考えられます。

-- 東大2018年 --

A,B,C,Dそれぞれを十分な量のナトリウムとともに加熱融解し、エタノールを加えて、残存したナトリウムを反応させた後に、水で希釈した。という前置きで、これらの溶液に酢酸鉛(II)水溶液を加えると黒色沈殿が生じたのはAとCの場合のみであった。

-- ここまで --

 

AとCのセットはシステインメチオニンの側鎖

 

貴重なご指摘ありがとうございます。

 

有機化学の構造式、Android版の開発状況

時間が取れなくて今年度は作成できないことになりました。

外部へ委託していたのですが、思ったより作れなくて諦めました。

僕が他の開発で時間を取られてしまい、一緒に作れなかったことが原因で、その委託先の方が悪いというものではありません。

 

来年ゼロから作り直します。

開発費は165万円をかけてたのですけど、成果が得られなかった形です。

Androidの売上は4年で50万円だったので100万円以上マイナスになってしまいました。

 

これ作っていくのなかなか大変かもです。

 

ハロゲンの化合物の酸の強さ(質問の多い問題の追加解説)

問題

フッ化水素酸HF、塩酸HCl、臭化水素酸HBr、ヨウ化水素酸HIを酸の強い順に並べよ。

答え

HI>HBr>HCl>HF

 

フッ化水素HFのみ弱酸です。HFは水素結合が強いため電離しにくい。残りは強酸。塩酸HClより臭化水素酸HBr、ヨウ化水素酸HIが強いことで質問の多い問題です。

東京書籍の高校化学教科書を引用します。